🎯 はじめに
個人開発で作ったプロダクトをデプロイする場合、結構下記のような考えが浮かんできます。
- クラウド破産が怖い。
- デプロイするなら月額固定の民生VPSがいい。(さくら、Conoha など)
- 高度な負荷分散や高可用性はいらない。(デプロイ時に発生する多少のダウンタイムは許せる)
- Docker Compose ファイル使ってデプロイしたい。
特にクラウド周りは金額が高めなので、なるべく安価でないと維持できなかったりします。
個人開発で作ったものを AWS にデプロイした記事が Qiita で見られますが、投稿から日時が経っているとリンクが切れていたりします。
できれば従量課金ではなく月額固定の請求が来てくれた方が安心できますね。
🤔 先に結論をまとめると...
今のところ Portainer がよさそう。
🔍 実際に探してみた
Coolify
用意したサーバーに 1行コマンドを叩くだけでインストールが可能な手軽さが特徴。
✅ セルフホスト型で管理用のUIがある
✅ CapRover ほどではないものの、ワンクリックアプリがあり簡単にデプロイが行える
✅ Nixpacks を使用できるので、対応アプリであれば簡単にデプロイができる
✅ ポートマッピングが管理パネルから簡単にできる
❌ 定義ファイルのボリュームに相対パスを使用できない
❌ 細かいところに不具合がある(場合によってはサーバにSSHで入ってコンテナを操作して対処しなければならない不具合なども...)
❌ 他プロダクトと比較してマイナーな印象
最初のころは、Coolifyを使用していたもののところどころ、不具合が多く、プロダクトとしてはまだ完成していないため、本格導入をあきらめることに...
ただ、実際に試してみて自分のニーズに合っていればぜひ使ってみてほしいプロダクトです。
Portainer
Docker Compose でデプロイしたコンテナをスタックという単位で管理できるのが特徴。
✅ セルフホスト型で管理用のUIがある
✅ ワンクリックアプリがある(主にDBやWordPressなどの有名どころだけで少なめ)
✅ 定義ファイルのボリュームに相対パスを使用できる
❌ ポートマッピングをしたい場合は Traefik を導入する必要がある
❌ 大量の Issue がある
❌ Github 連携周りにバグがある
Portainer には Community Edition と Business Edition の2種類があり、Github 連携を使用するためには Business Edition を使用する必要があります。
ただし、Business Edition は 3ノードまで無料で使用することが可能です。(毎年申請する必要があるとのこと)
Portainer も Coolify と同様に不具合が相当にあるプロダクトですが、活発にやりとりされており、いずれ修正されるだろうなという安心感があるのが大きいです。